
■担担麺がいつのまに坦々麺に?
もともとタンタンメンは、四川で天秤棒に担いで売り歩いていたところから「担担麺」と呼ばれるようになった。よって漢字で書く時には手偏の“担”を使うのが正解!
ところが日本の多くの中華レストラン、甚だしいのは本格派と名乗る四川料理店でさえ“坦々麺”と土偏を使っているのだ。こんな間違いを指摘しなければいけないほど、日本の中華料理はまったくもっていかがわしいレストランが多い。
担担麺だけで指摘すると、文字だけの問題だけでなく、中身についても糾弾する必要がある。
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■北京で進む食の香港化
北京の外資系高級ホテル(五ツ星)内にある広東料理レストランの料理長はほとんど香港人と言い切っても良いだろう。北京に外資系高級ホテルが進出した90年代前半から既に広東料理レストランの料理長は香港から招いていた。店によっては点心師も香港から招聘して、飲茶作りの責任者にあてていた。
典型的なパターンに、シャングリラホテルがある。海淀区の北京香格里拉飯店内の広東料理レストラン『香宮』と、建国門外にあるシャングリラホテル系列の五ツ星ホテル中国大飯店内にある広東料理レストラン『夏宮』は、香港のシャングリラホテル内の老舗広東レストラン『香宮』と連動している。
90年代後半に入ると、北京以外の地方都市にも外資系高級ホテルの進出と同時に、香港人シェフは地方都市にも招かれるようになった。
元々香港人シェフの多くは、香港内だけに止まらず、世界中の広東料理レストランから引き合いがあり、シェフ達もステップアップになるなら外国で鍋を振ることをいとわない。
00年代に入ってから、北京の広東料理レストラン事情に新たな展開が見られるようになってきた。
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■レストランに見る香港の北京化現象
香港に大陸から観光客が押し寄せるようにやってきた2004年。資本の流入は1990年代よりはじまっていて、新しい世紀を迎えてからは、中国の代表的ブランドが香港に進出するようになっていた。
中国が世界に誇る代表的ブランドとは何か?
洋服や電化製品ではない。
私が取り上がるのだから、食に関わる。
それは、レストランである。
■香港に進出した中国大陸の有名レストラン
2001年、北京ダックの『全聚徳』が香港に出来た時はかなりの話題になったようだ。
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■香港の北京化現象
香港で北京語を耳にする機会が増えてきた。台湾人やシンガポール人が使う北京語ではなく、綺麗な巻き舌音で発音している中国大陸からやってきた人々の言葉である。
香港の観光名所であるビクトリアピーク、香港有数の高級広東料理店、免税品を扱っているデュティーフリーショップ、そしてペニンシュラホテルのブランド街でも北京語で会話する一団を頻繁に遭遇する。
続きを読む "香港の北京化、北京の香港化(その1)" »
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