閉店情報(1):東京・護国寺「養源齋」
■「養源齋」が6月19日に閉店
東京文京区に建つフォーシーズンホテル椿山荘内にあった中国料理『養源齋』が今年6月19日をもって閉店となった。北京の迎賓館「釣魚台賓館」から超一流の料理長が交代で派遣され、最高級の中国料理を日本で提供するレストランとして名を馳せていた。
超一流の料理人、贅を尽くした食材、最高のサービスと他の追随を許さない、日本でも最高峰の正統派北京料理(シノヴェリ)レストランに位置していた『養源齋』が閉店になったのには、私もちょっとショック。
閉店したのにはそれなりの理由があったようだが、いつか閉店するかも知れないという予感はあった。
■定着しない正統派北京系料理
ホテルに問い合わせたところ交換手の若い女性は「契約満了に伴って閉店しました」の一点張りであった。再開の予定も無く、『養源齋』があったスペースは、スパになるのだという。
いつまで開いているか分からないが、関連するHPを下記に貼り付けておきます。
●http://www.enjoytokyo.jp/OD004Detail.html?EVENT_ID=14212
●http://www.fourseasons-tokyo.com/restaurant/plan/restaurant050601_02.html
東京に限らず日本では広東料理の高級中国料理店は数多くある。高級店は少ないが、四川料理も根強いファンが居る。しかし、北京宮廷料理や山東料理の高級レストランはほとんど存在していない。
存在していないのには二つの考え方があるだろう。偶然これまで無かった、もしくは開店したが定着しなかった。北京系の高級店は、90年代に入ってからも都内に開店したことがあった。
北京の老舗漢方薬店『同仁堂』は都内に『同仁堂御膳廰』というレストランを持っていた。北京の山東料理の『豊澤園』も、都内のレストランと提携して料理人を派遣していたという話しを聞いたことがある。しかし、『同仁堂御膳廰』は、いつの間にか閉店しており、『豊澤園』との提携もすでに終わってしまっているという。
広東系なら『翠園酒家』『福臨門海鮮酒家』『鴻星海鮮酒家』といった高級店から、デザートレストランの『糖朝』までもが都内に出店、着実に経営をして、支店を増やしているのと対照的である。
北京の宮廷料理や山東料理は、あっさりとした味わいで、大降りの海産物や肉を丸ごと盛りつけるようなことはないのでハデさが無く、日本人の考える中国料理の嗜好とはちょっと違っている。恐らく日本人のイメージする中国料理よりおとなしい料理になるため、日本では人気が無く、高級店であればあるほど苦戦を強いられるのではないだろうか。
■減っていく中国料理店
開店情報は雑誌やインターネットでさんざん紹介されるのに、閉店となるとどの店も人知れず静かに幕を下ろしていく。華々しい開店に比べて、負け犬のようなイメージがつきまとう閉店は、経営サイドも情報を公開することに関しては逃げ腰になってしまうのだろう。
新店情報や開店情報はメディアの中で蔓延している現状で、あえてこのブログでは閉店情報を取り上げていきたい。
なぜ店を閉めたのか。その原因を知ることは、今の日本社会の姿を映し出すのではないだろうか。そうでなくてもここ数年、閉店するレストランの中で“中華料理”は最も閉店率の高いカテゴリーにはいるのだという。
是非、皆さんの回りに閉店しそうな、或いは閉店してしまったシノヴェリレストランや高級中国料理店があれば教えて下さい!
ヨロシク


![料理王国: 料理王国 2008年 06月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51KvkJUseUL._SL75_.jpg)
未確認ですが、以前六本木か何処かに「西湖楼外楼」があったと思います。浙江省杭州市西湖の畔の老舗餐庁の支店。最近噂を全く聞きません。閉店したのではないでしょうか?
云う迄もなく「六本木楼外楼」、「赤坂楼外楼」とは全く別です。
投稿 卍 | 2005年10月24日 (月) 10時50分
あっ、それから中西様が「本当に美味しい中国料理が食べたい」で推薦されていた、青山「晋風楼青山店」も最近閉店と聞きました。未確認です。
投稿 卍 | 2005年10月24日 (月) 10時54分
卍さん
早速の情報ありがとうございます。
『西湖楼外楼』の日本支店、調べてみます。
『晋風樓』青山店は、先週経営母体の企業に問い合わせしたところ、一時閉鎖という回答でした。今の店舗は三越の所有らしく、既に老朽化したため新たに物件を物色している最中で、新しくオープンする際にはこのブログでお知らせ出来ると思います。
投稿 シノヴェリ探検家 | 2005年10月24日 (月) 13時43分
シノヴェリ探検家さま:
神速の対応有難うございます。ところで、
1)「シノヴェリレストラン」に入るかどうか分かりませんが、赤坂一ツ木通りにあった「上海錦江飯店」も今年初め閉店。その後に「上海大飯店」なる店が出来ました。「上海大飯店」も日本の中国料理とは異なる味ながら「上海錦江飯店」より落ちると思います。
2)当然ご存知とは思いますが、「全聚徳」が銀座にも出来ました。10月開店になっていますが、既にオープンしたか否か不明。
投稿 卍 | 2005年10月27日 (木) 08時09分
卍さま
いつも情報ありがとうございます。
赤坂にあった『上海錦江飯店』は茅場町に移転しました。大通りに面していない&普通のオフィスビルの地下にあるため分かりづらい場所です。店のHPを下記にリンクします。
●http://r.gnavi.co.jp/g204901/index.htm
『上海大飯店』を含め、両店は都内では数少ない本場モードの上海料理店だと思います。
そうそう『全聚徳』は10月下旬に銀座5丁目に日本での第二番目の支店がオープンすると聞いています。オープンしましたら、開店情報でお知らせしたいと考えています。
投稿 シノヴェリ探検家 | 2005年10月27日 (木) 11時55分
突然のコメント失礼しました。
上海錦江飯店は親会社上海株式会社の自社ビルができたため、中央区新川に引っ越しました。
〒104-0033 東京都中央区新川1-24-12 上海ビル
電話:03-5542-6686
FAX:03-5542-6687
http://r.gnavi.co.jp/g204901/
2005年引っ越して今更ですが
ご参考までに。
投稿 錦江 | 2007年11月29日 (木) 16時54分